ネジ込み式リュウズとはどういった機構なのか [ロレックス基本用語]
オイスターケースを作り上げるもうひとつの重要なポイントにリュウズがある。
これまでの機構だと水滴がリュウズを通して時計のなかに入り込み、その水滴が巻真を通してムーブメントに入り込んでしまった。水に弱いこの部分の改良によってオイスターケースの完成を間違いのないものにした。ケースにリュウズをネジ込む方式の、のちにツインロックに進化を遂げる、画期的な発明であった。1927年、イギリスにてこのスクリュウダウン方式のリュウズの特許を取得している。
このケースの防水性能は、1927年にドーバー海峡を15時間かけて泳ぎ切った、メルセデス・グライツ嬢によって見事に証明される。この情報は瞬く間に世界を駆け巡り、多くの新聞がこのことを記事にしている。ロレックスは完壁な防水性能の時計と人々に認知され、人気を博したのである。
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